大韓航空機爆破事件
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大韓航空機爆破事件は、1987年11月29日に北朝鮮の
工作員によって、大韓航空の旅客機が飛行中に爆破された
テロ事件です。
この事件は、1983年のロシア戦闘機による大韓航空機の
撃墜事件とは異なります。
ボーイング707-320B型機の大韓航空858便は、中東への
フライトから韓国へ帰国する途中でした。
ほとんどの乗客は、中近東への出稼ぎから帰る韓国人労働者
でした。
大韓航空858便は、アラブ首長国連邦アブダビを11月29日
の午前0時に離陸しました。
そして、本来なら定刻通りにバンコク国際空港に到着するはず
でありました。
しかし、途中で、ラングーンから南約220km離れた海上の
上空で、午前11時22分に突如として、858便の内部で
爆弾がさく裂して、旅客機は空中分解を起こしました。
機内にいた機長は、この緊急事態を告げることもなく爆発の
衝撃で即死しました。
ここで、乗客と乗員合わせて115人全員が行方不明となり、
これらの乗組員は12月19日に全員死亡であると認定され
ました。
事件の2日後に、中近東の島国であるバハレーンにおいて、
この爆破事件の容疑者である男女の2人の東洋人が服毒自殺
を図りました。
その中の男性は死亡したが、女性の方は生き残りました。
この女性の名は、金賢姫(キム・ヒョンヒ)といい、北朝鮮
の工作員でした。
金賢姫の日本人に扮した名前は蜂谷真由美といいました。
金賢姫からの証言により、北朝鮮の犯行であることが明らかに
されました。
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