ワニガメの捕獲
ワニガメは、体長が80cmあり、アメリカのほぼ全域に生息して
います。
大きなものでは最大で100kgを超えるものもいます。
ワニガメが噛み付く力は非常に強くて、人間の指を食いちぎること
もできるほどのパワーです。
ただし、ワニガメはカミツキガメよりも攻撃性は低くて、人間の
方から自発的に手を出さない限りは人間に噛み付くことはほとんど
ないと言われています。
ワニガメは、主にある程度は水深のある河川や湖に生息していて、
池沼や湿原にも生息しています。
食べ物は、魚類、哺乳類、両生類、はちゅう類、鳥類、甲殻類、
貝類、さらに動物の死骸など口に入るものは何でも食べてしまい
ます。
一方では、果実、カキ・ペカン・ヤシなどの植物質の食べ物なども
食べています。
また、舌にある肉質の器官を動かすことによって、魚類をおびきだし
捕食することもあります。
日本では、このワニガメの存在は、他の動物へ危害を加えることにも
なるため、要注意外来生物に指定されています。
最近では、水質が汚染されたり、食用やペット用に飼われているために
生息数は減少しています。
ワニガメの外観からして、ペットショップで購入したものの、手に
負えなくなって池などに放してしまう人もいます。
ワニガメの手足は完全には甲羅の中に納まりきれません。これは
ワニガメには天敵というものがいないために、普通のカメのように
体を引っ込める必要がないからです。
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