乳がん以外の乳房の症状
乳腺症の疾患
乳がん以外にも女性の乳房の疾患は
乳腺症などのものがあります。
乳腺症とは、母乳を作って分泌する臓器を乳腺と言いますが
この分泌する状態のことを指します。
乳腺症、30〜40歳代の女性によくみられるもので
乳腺に生じる変化の状態を指して、
病気というようなものではありません。
正常の乳腺は、成長や年齢とともに、
女性ホルモンの変化に反応して、発達したり
縮小したりして絶えず変化しています。
乳腺症は、ホルモンバランスの変化に関係するため
痛みが生じてきたり、乳房内にしこりが
できるようなこともあります
この乳腺症は、必ずしも病気ではないので、
基本的に治療は必要ありません。
乳腺症によって乳がんになる危険性は
ほとんどありません。、
しかし、しこりによって
乳がんとの鑑別が難しくなる場合もあるため
定期的に医者に診断してもらう方がよいでしょう。
この乳腺症の原因としては
女性ホルモンの影響が強く出てくるときに
乳腺症の状態になりやすくなります。
女性ホルモンの量は、体内では一定ではありません。
月経周期や妊娠期間によっても
大きく変動することになります。
この女性ホルモンの変動すればするほど
乳腺の状態も変化してきます。
しかし、この場合の乳腺の変化は
生理的に生じるものであるため、
すべての女性においても生じるものです。
ただし、女性ホルモンの影響によって
もしも、乳腺が強く反応することになると
しこりや痛みを伴うような場合があります。
このような状態になることが、いわゆる
乳腺症の疾患ということになります。
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