ほうれん草の効果
ほうれん草は加熱して食べた方がよい
ほうれん草は、緑黄色野菜の代表格と言えるでしょう。
ほうれん草は、赤ちゃんの離乳食にもよく利用されています。
ほうれん草には栄養価の高いものが多く含まれています。
●ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK
●鉄分、カルシウム、マンガン、カリウム、食物繊維
ビタミン類とミネラルが多く含まれているため、貧血予防、
動脈硬化や高血圧の予防に適しています。
また、美肌効果、抗酸化作用などがあります。
ビタミンB2には脂肪燃焼効果があるために、必要な栄養素を
摂りながら脂肪を燃やせることから、ダイエット効果の働き
があります。
ただし、ほうれん草を食べる場合には注意が必要です。
ほうれん草には、シュウ酸と呼ばれる成分が多く含まれていて、
食べ過ぎると尿路結石の原因になります。
毎日、生のほうれん草を1kg以上食べると、尿路結石にかかる
危険性があると言われています。
ここでいう尿路結石症とは、腎臓から尿道までの尿路に結石が
生じる疾患のことです。泌尿器科の外来における疾患の中では
最も起こる確率の高い疾患のひとつです。
以上のようなことから、ほうれん草はできるだけ、生では
食べないようにした方がよいでしょう。
ほうれん草の調理法としては、加熱してアクを抜き、油と一緒に
食べるようにします。油で炒めれば、カルシウムの吸収率が
上がることになります。
ほうれん草に含まれるシュウ酸は、アクの元となる成分です。
結石ができやすい体質の人は、生では食べないようにします。
結石を防ぐには、加熱の他には、牛乳などのカルシウムが
多く含まれているものと一緒に食べるとよいとされています。
ただし、生のほうれん草でも、サラダホウレンソウのような
ものは、シュウ酸が少なくなっています。
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