心肺停止とは
心肺停止の状態ではまだ死亡ではない
心肺停止とは、心臓と肺の呼吸がすべて停止した状態です。
まだ、医師が本当に死んだのかを確認するまでは、死亡
死亡ではなく、心肺停止と言います。
心肺停止では、心臓も肺も停止して、自発的な呼吸が
できなくなり意識がなくなり、いまだに、死が目前に
迫っている状態なのです。
停止するのは、心臓が先に停止するときと、肺の呼吸の動きが
先に停止する場合の2通りがあります。
心臓の停止も肺呼吸の停止も、どちらかが停止すれば、もはや
いづれかの一方も遅かれ早かれ停止することになり、そのまま
放置しておけば、いづれは死に至ります。
心臓が停止して、血液が体内に流れなくなると、5分程度で
回復が不可能な状況になります。
このような場合には、早急にAEDや人工呼吸などの応急処置を
する必要になります。
実際に心肺停止の状態を確認するには、心臓の音と呼吸が
有るか無いかで容易にわかります。
たとえ、実際には死亡したとしても、心臓の停止と肺呼吸の停止
とは別に、瞳孔散大と脈拍停止とを医師が確認してから、死亡
ということになります。
事故などで患者が心肺停止と確認されてから、医師の診断結果が
出るのを待って、その後に死亡が確認されることになります。
心肺停止の状態から死亡を確認するに至るまでは、すべて
医師以外の人が確認することは許されていません。
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