新型コロナのレムデシビル
レムデシビルの投与は重症患者に限定される
レムデシビルは、新型コロナウイルスの治療薬として
すでに、厚生省から認定を受けている新薬です。
このレムデシビルは、アメリカではすでに重症患者への
使用が認められています。
レムデシビルは、アメリカのギリアド・サイエンシズという
製薬会社が製造している新薬です。
もともとはエボラ出血熱を治療するために、この製薬会社が
開発を進めていた薬剤です。
レムデシビルは、静脈注射10日間ほどの期間続けて
投与することになります。
レムデシビルの値段については、世界の貧困層の人たちへの
治療を受けさせるためにも、あまりに高額な値段にするわけ
にはいきません。
そのため、レムデシビルの特許の停止や無効化などして、
価格引き下げようとしています。
レムデシビルは、ウイルスの増殖を抑えることによって、
症状が改善される効果があると言われています。
アビガンとレムデシビルとの違いについては、重症の度合いが
異なっているということです。
アビガンは、新型コロナウイルスの軽症患者に対して高い効果が
あると言われています。
一方のレムデシビルについては、重症患者への効果が期待
されています。
アビガンの場合は、重症患者に対して投与したとしても、
致死率は、ほとんど変わらないということです。
これに対して、レムデシビルは、致死率を低下させることが
認められています。
また、人工呼吸器を使用しているような重症患者に対しても
効果があることが期待できます。
レムデシビルの副作用に関しては、現時点では副作用による
影響ついての報告はありません。
一方のアビガンについては、妊娠への影響が副作用として
報告されています。
厚労省は、レムデシビル使用に関しては、医師の判断が必要で、
供給量が限られるため、重症患者にのみに限定するとしています。
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