世界最小のサメ
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ツラナガコビトザメは体長が大人でもわずか10cmしかない。
ツラナガコビトザメは、同じ部類に属するオオメコビトザメ
とともに世界で最小のサメの1つです。
目が小さくて、体は黒くて円筒形になっています。
最大でも20cmほどしかありません。
日本からオーストラリアにかけて生息しています。
日本では、相模湾から九州南岸にいたる太平洋岸に
姿をあらわします。
このツラナガコビトザメは稀に漁獲されるものの、人間に
とっては価値のないものです。
ツラナガコビトザメのエサは小魚やイカ類や甲殻類を食べて
います。
深海性であり、夜間にはエサを追って10mほどの浅い海域
まで浮上してきます。
ツラナガコビトザメは、小さいからといっても、サメには
変わりないから、かなか鋭い歯を持っています。
ツラナガコビトザメの特徴は、腹部に発光器を持っている
ことです。
体を自ら発光することによって、海面の光と同調するため
自分自身の影を見にくくすることができます。
サメ類が発光するのは、めづらしいことで、これについては
現段階では解明されていません。
サメの発光する仕組みについては、明らかになっている
のですが、サメの体内にあるどの物質が発光の原因になって
いるかについては、まだわかっていません。
他の発光する生物に見られるような化学物質でによるもの
ではないようです。
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