ザトウクジラがニシンを丸飲み
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クジラには、ヒゲクジラとハクジラの2種類のタイプ
があります。
ヒゲクジラは、上アゴにヒゲがびっしりと並んでいます。
このヒゲで、小魚のエサを海水からこすり取るのです。
ヒゲクジラ類のクジラが食べる魚類には、オキアミ、サンマ、
ニシン、シシャモ、イワシやサバ、タラといったような
ものがあります。
南半球に生息しているミンククジラは、オキアミなどの
動物プランクトンをエサとして食べています。
また、北半球にいるミンククジラは、オキアミ以外にも
サンマ、マイワシ、イカナゴなどの魚を食べています。
ザトウクジラが、ニシンの大群を捕食するシーンも
時々、見かけます。
ノルウェー北部で、シャチの群れとクジラがお互いに
近くにいながら、ニシンの群れを捕食しています。
クジラはニシンをまとめて丸のみしているのに対して、
シャチは尾ビレでニシンを襲って、一匹ずつ食べています。
ザトウクジラの狩りの仕方は、まづ数頭のクジラが
尾びれの下側を3回ほど水面に叩き付けます。
そして、海に潜って、泡を吹き出して包囲網を作り、
魚の群れを囲い込んでいきます。
そこに、魚たちが密集してきたところを襲いかかり、
大きな口を開けて大群をひと飲みにしてしまうのです。
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