イワシクジラ
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イワシクジラは、ナガスクジラ科に属するクジラであり、体長は
最大で17mほどあり、メスの方がオスよりも大型になっています。
イワシクジラは、主にインド洋南部、大西洋の北部と南部、太平洋
の北部と南部に生息しています。
背ビレは、他のナガスクジラ科のクジラよりも前方にあって、三日月
の形で直立しています。
イワシクジラの食べ物は、カニやエビなどの甲殻類や魚類などを食べ
ています。
大集団の群れの魚に対して、口を大きく開けて海水ごと取りこんで
ヒゲで獲物だけを濾しとって食べます。
別の方法として、水面で口を開けて泳ぎながら、獲物が口の中に
入るのを待って、ある程度の獲物が溜まった状態で一気に飲みこむ
方法もとっています。
繁殖については胎生であり、冬の間にに交尾をして、妊娠期間は
約11か月ほどです。
交尾は2年から3年の間に1回程度であり、1度に1頭の子供を
産みます。
イワシクジラは、他のクジラに比べて体つきも細くて流線型になって
いるため、高速で海中を走ることができます。
昔は、このイワシクジラの泳ぎが速くて、少量の鯨油しか取れなかった
ために捕鯨の対象からは外されていました。
しかし、他のクジラの数が減ってきたために、1950年以降は
イワシクジラが捕獲の中心になってきました。
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