マッコウクジラ VS ダイオウイカ
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マッコウクジラが好んで大きなダイオウイカを捕食するのは、
自分の体を維持するのに必要だからです。
海面から音を出して、水深1000mあたりにいる
ダイオウイカを探し出します。
見つけると海面からまっしぐらに水中深く潜行して
ダイオウイカのいるところを目指します。
マッコウクジラは、ダイオウイカには気付かれないように
潜行して、見つけても、フィンでダイオウイカを叩く
ようなことはしません。
ダイオウイカは、目と目の間の神経が集中しているところが
急所になっています。
だから、マッコウクジラがこの部分めがけて圧縮音を出すと、
ダイオウイカは不意を突かれて、全身がシビれてくるため
抵抗できなくなります。
このようにして、15メートル以上もあるダイオウイカは
吸盤で応戦する程度のことしかできず、ついには捕食されて
しまいます。
マッコウクジラが、海面近くで大量の魚を一度に捕食するには
競争相手が多く、エサを捕食するのに苦労します。
だから、大きなダイオウイカを捕食すれば、一度だけで済み
効率もよいため、このような手段を選んだのであると言われて
います。
マッコウクジラの頭が異様に大きいのは、潜水されるためという
よりも、エサを捕食するためだと言われています。
獲物を捕まえるときに、超音波を出すために、頭部が大きくなって
いるのだということも考えられます。
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