カブトガニ
Sponsered Link
カブトガニは、背面全体が広く甲で覆われていて、
脚などはすべてその下に隠れています。
目は甲の上面についているため、自分自身で、裏に
ある足の部分を目視することはできません。
カブトガニは「カニ」と名づけられてはいるものの
実際には、クモやサソリなどに分類される動物です。
大きさは、オスが60cm前後で、メスは75cm前後あり
メスの方がひとまわり大きくなっています。
カブトガニのオスとメスが交尾をすると、最低でも
1年間は離れずに、くっついた状態になっています。
オスがメスの背後から、突起で引っかけて、ロックした
状態にしています。
一体になった状態が長く続き、メスの前方にあるエサを
後方のオスには渡さずに、自分だけで食べている場合も
あります。
カブトガニは、干潟の泥の溜まった海底に生息していて、
泥の中にに沈むようなことはありません。
食べ物のは、ゴカイなどの小動物を餌にしています。
カブトガニの産卵は夏の時期に行われて、産卵後の卵が
ふ化すると、10回ほどの脱皮を経てから成体になります。
瀬戸内海の干潟に生息しているカブトガニは、夜間の満潮の
ときに最も活発に活動しています。
恐竜たちは約6500年前に絶滅してしまったのですが、
カブトガニは、その強い生命力で昔の形のままで生きています。
「海の生物の驚異の映像」カテゴリーの関連記事