ナンキョクオットセイ
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ナンキョクオットセイは、その名前の通り、南極に生息
しています。
オットセイでも、キタオットセイは北太平洋に、
ミナミオットセイはアフリカ南岸やオーストラリア南岸に
生息しています。
ナンキョクオットセイは、体長は2mほどで、体重は
100~200kgになります。
体毛は、粗く硬目の上毛と、細くて柔らかい下毛から
成っています。
体型は、胴体が太くて短く、四肢はかなり長くなって
います。
ナンキョクオットセイの形態が似たアナンキョクオットセイ
という種類も他にいます。
ナンキョクオットセイは、体全体が黒褐色になっていますが、
アナンキョクオットセイは胸から顔と耳後方にかけては明るく
黄色になっています。
ナンキョクオットセイは、11月から12月にかけて繁殖を
行い、子供が離乳する頃になると、オスは繁殖場から離れて、
メスは北側へと回遊して行きます。
しかし、サウスジョージア島でのナンキョクオットセイの
子供は1年を通じて観察されます。
ナンキョクオットセイは、オキアミを主な食べ物として、
夏になると、オキアミ以上に大きな魚類も捕食します。
ナンキョクオットセイは、18世紀後半に発見されて以来、
良質な毛皮を身につけていたことから、人間によって乱獲
されることになり、19世紀末には絶滅寸前にまで追い込まれる
ようになりました。
そのため、完全な保護下に置かれるような処置がとられて
回復を遂げることになりました。
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