ホッキョクグマが子供を襲う
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あるとき、子連れの母親のホッキョクグマが北極の雪原を
漂っていました。
2頭の親子グマは、偶然にもオスのホッキョクグマに
出くわしてしまいました。
オスは2頭のクマのところに向かって来ました。オスは子供
を襲うのが目的のようであり、母グマはただちに応戦の状態
に入りました。
しかし、オスはそれを振り切って、子供のクマを追いかけて
いきます。
ついに、子供はオスのホッキョクグマに捕えられてしまいました。
母グマは何とか引き離そうとするが、オスは子供を引き離そうとは
しません。
オスは、子供の首を絞めて殺し、そのまま引きずって行きます。
オスは、子供の体を引きちぎって子供をムシャムシャと食べ始め
ました。
このように、ホッキョクグマの共食いは珍しいことではないかも
しれないのですが、人間がその現場に遭遇するようなことは
ほとんどありません。
こうしてみると、ホッキョクグマの食べ物がいかに乏しいかが
わかります。
エサがあったとしても、ホッキョクグマが獲物を捕えるのは
容易ではなく、毎日が必死の状態です。
オスのホッキョクグマが子供を見つければ、すかさず捕食しよう
とする行動は、このことを実際に物語っています。
ホッキョクグマにとっては、ただ食べ物だけを考えたら、動物園に
飼われた方が幸せかもしれません。
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