バショウカジキ
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バショウカジキは、長大な背鰭が特徴のカジキであり、
釣りの対象として人気があって、食用にもなります。
インド太平洋の亜熱帯と熱帯海域に広く分布していて、
日本では、特に東北地方以南で見られます。
バショウカジキは、他のカジキ類と同じように上アゴが
伸びていて、前後に細長い紡錘形の体型になっています。
最大でも100㎏以下であり、カジキ類の中では小型です。
バショウカジキは、カジキ類の中では、最も泳ぐ速度が
速くて、その速度は100km/hを超すともいわれています。
体は紡錘形をしていて、水の抵抗を受けにくい体型であり、
体の後半部の筋肉が発達しているため、柔軟な背骨を左右に
しならせながら強い推進力を得ることができます。
バショウカジキの獲物は、カツオ、イワシ、アジなどや
イカ類を長い吻で叩いて、弱らせてから捕食しています。
捕食するときに、興奮したりすると巨大な背ビレが青色に
輝くことも確認されています。
バショウカジキは、他のカジキに比べて特に沿岸地域を
回遊していることから、トローリングの対象として人気が
あります。
バショウカジキの釣りは、南シナ海の台湾、フィリピン、
マレーシアなどで主に行われます。
バショウカジキの肉は繊維質が強くて、脂肪の少ない赤身で
あり、他のメカジキやマカジキなどのカジキに比べると
味が劣っています。
大きな群れを作らず、単独または小さな群れで行動しています。
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