シロワニ
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シロワニは母親の胎内ですでに共食いをしている
シロワニは、ワニの名前が付いているが、実際にはネズミザメ目科
に属するサメの1種です。
シロワニは、別名サンドタイガーとして知られていて、獰猛な
顔つきをしていながらも、見かけによらず性格は比較的温和です。
これは、歯がズラリと並んで頭が突き出しているために、一見して
恐ろしく見えるからです。
何らかの原因で興奮しない限りは、まづ人間を襲うようなことは
ないようです。
しかし、これまでには、シロワニの攻撃による人間の死亡例も
あります。
とはいえ、水族館での飼育は、サメの中では比較的、容易になって
います。
昼間は岩陰などでほとんどじっとして体力を温存していて、
夕方になってから活動し始めます。
シロワニのエサは、他の仲間のサメやエイなどや、カニやエビの
ような甲殻類とかタコやイカのような頭足類があります。
世界中の温暖の海の沿岸に生息している大型のサメであり、全長は
3メートル以上になり、サメの中では珍しく、卵食・共食い型です。
シロワニは、母親の子宮にいる卵の中から、一番最初にふ化した胎児が
他のまだふ化していない他の胎児を食べてしまいます。
また、ふ化した状態の子供でも、他の胎児から食べられてしまいます。
これは、子宮内共食いと呼ばれるものであり、、サメだけに限らず、
すべての生物においても非常に珍しい行為なのです。
最初にふ化した子供は、他の卵や胎児を食べることにより、これが
栄養にかえられて、どんどん成長していくのです。
このようにして、子供が1mほどの大きさになると母親の胎内から
いよいよ外の世界へと飛び出ていきます。
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