コンドルが飛び立つのを見守る
何度も飛ぶのをためらっている。
コンドルは、全長1.2メートル。両翼の端から端の長さが
3mほどになります。
コンドルは、オスの方がメスよりも大きいのが普通です。
翼幅がかなり長いため、その結果、翼面積が大きくなります。
これにより、上昇気流に乗って空高く舞い上がることがで
きます。
コンドルは、一般には大型動物の死体を食物としています。
しかし、ときにはコンドル自身が狩りをする場合もあります。
高山に住みついているヤギの足をつかんで、空中に持ち運んで、
ヤギを離して落下させて殺します。
そこで、ヤギの死体をむさぼって食べるのです。
ときには、海岸で、クジラのような海洋哺乳類の死骸を食べる
こともあります。
コンドルは、非常に優れた臭覚でエサを探して、食事中に血液
で汚れないように、頭と首には羽毛が生えていないのです。
コンドルは、1回あで1個の卵を産んで、生後6年ほどで
性成熟します。
だから、6歳頃になるまでは、繁殖行動がありません。
繁殖は3,000メートル以上の人間などが近寄れない
絶壁の岩陰高山で行います。
つがいは一生連れ添いながら行動します。
コンドルの寿命は、50年以上で、鳥としては長寿の方です。
コンドルの胸骨は、大きな羽の筋肉を支えるには小さくて
不十分な大きさです。
このため、羽ばたきながら飛行するのではなく、高空において
滑空飛行をするのに適応していることになります。
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