抗体カクテル療法
抗体カクテル療法では、2種類の抗体を混合して使う
抗体カクテル療法は、新型コロナウイルス感染症の治療薬として
注目を浴びています。
この療法は、軽症者向けの薬であり、患者の重症化と医療体制の
崩壊を防ぐ目的で期待されています。
抗体カクテル療法の効果については、海外の試験において、重症化
するリスクが7割も下がったという報告があります。
抗体カクテル療法の出現により、これまでのワクチンだけに頼る
必要がなくなってきました。
抗体とは、体に侵入してきたウイルスや細菌を無力化したり、
働きを弱小化する免疫の働きの一つであります。
体内には、1億という膨大な種類の抗体があり、1つのウイルスに
対して、1つの抗体が対応しているのです。
感染とは、ウイルスが体の細胞に入り込んで増殖することによる
ものです。
これに対して、抗体はウイルスの表面に積極的にくっついていき
ウイルスが体内に入るのを防止して、増殖させないようにします。
ところが、新型コロナウイルスの増殖が速いために、抗体が打ち負か
されてしまう場合があります。
だから、発症から7日以内の増殖が進む前の軽症のうちに、抗体を
送り込む必要があります。
抗体カクテル療法では、2種類の抗体を混合して使うの一般的で
あり、これは1種類では効かない場合を補うことになります。
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