クラゲを食べるペンギン
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南極にいるペンギンがクラゲを食べる。
ペンギンは、冷たい南極海で体温を保持するために
多くの消費エネルギーが費やされます。
驚いたことに、ペンギンが体温を保持するために、
クラゲを食べていることが明らかにされました。
実際には、海洋においてクラゲを食べる動物は
珍しいとされています。
クラゲの体はほとんどがゼラチン状の水分でできて
いるために、栄養価が低い生物です。
クラゲは、魚や他の獲物に比べて栄養がなく、
わざわざ、クラゲを捕食する必要もないわけです。
ペンギンは、常に体温を一定に保つ必要があるため、
クラゲを食べるのは効率が悪くなります。
ペンギンは、魚を食べてから、そのまま蓄えておいて
子供に吐き出して与えたりします。
しかし、クラゲを食べても、体が壊れてしますため
クラゲを吐き出して食べたりするわけにはいきません。
ところが、実際には、ペンギンの行動を取り付けカメラ
で観察したところ、オキアミや魚が多くいる中で、クラゲ
までも捕食していることが映し出されています。
ペンギンがクラゲを食べる理由として、クラゲの内臓や
生殖器官は栄養価が多少なりとも高いのため、ペンギンが
クラゲの栄養価の高い部分を狙っているとも考えられます。
別の理由として、一度、クラゲを口にしてみると、
食べやすく、その食感が忘れられなくなり、以後も
食べ続けるようになったという見方もあります。
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