木星の意外な事実
木星の実体
木星の主な成分は水素とヘリウムで、さらに
メタンとアンモニア、硫化水素が含まれています。
中心部は超高圧で圧縮されて金属状態になっています。
木星では、太陽のような水素の核融合反応は起きていません。
木星の中心部は地球の２万倍もある強烈な磁場を発生していて
土星の軌道までも伸びていく広大な磁気圏を形成しています。
木星の重力による役割
もしも、太陽系において木星が無かったら
地球上で生命が生き続けることはできなかったかもしれません。
木星の巨大な重力で、太陽系内を漂う小惑星や彗星を引き付けて、
それらの星が地球の軌道上に侵入しないように
食いい止めているのです。
恐竜は、巨大隕石が地球上に衝突することにより
絶滅したと言われていますが、もしも木星の存在が無かったら
もっと頻繁に数多くの巨大隕石が地球上に降り注いでいたでしょう。
その結果、われわれ人類も存続していなかったことになります。
木星の衛星
木星はガスの固まりであるため、地表はありません。
そのため、将来的に人類が木星探査するとしたら
木星のどこかの衛星に直陸することになります。
木星は、６０個位上もの衛星を伴っており、
新しい衛星の発見は、その数がさらに増え続けています。
木星のオーロラ
木星にも地球と同じようにオーロラが発生しています。
地球のオーロラは、太陽風が磁場に吹き付けられることで
発生するものですが、木星の場合は、自転によって
できるものです。
木星の台風
木星の写真を見ると、大赤斑が特に目につきますが
これは、木星の巨大な台風です。
その大きさは、絶えず変化しているのです。
台風の風速は毎秒１７０ｍほどになります。
地球上の台風の風速が４０ｍ前後になるであるから
大赤斑の台風は相当に規模の大きなものになります。
大赤斑の温度は、１３００℃以上になり、
木星の上空を熱していることが明らかになっています。
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